霜月紗がFC2のほうで書いたものを移転して持ってきています。
かなり読みにくいです(-_-;)
FC2の方で書いている方が読みやすいと思います(
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『自分の為に生きることができない私を、貴方は馬鹿だと呼びますか?』
普段は静けさが漂う都にはいつもと違い、人で溢れかえっていた。
大通りには様々な商品を買い求める人で埋まっていた。
今日は年一度の国が催す『感謝祭』だ。
国が豊かで暮らせること、またさらなる繁栄を願っての祭りだ。
アレンは大通りを少し外れた狭い路地で、人でざわつく大通りをもの珍しそうに眺めていた。
(こんなにたくさんの人を見たのは初めてだな…)
少し羨ましく思いながら、堂々と外を歩けない自分の外見を恨めしく思う。
ロードランドは異国に比べて多数の種族の末裔が住んでいるため、髪の色や目の色、肌の色は様々なのだが、その中でもアレンは“異質”だった。光の加減で銀色にも見える灰色の髪に、翠と藍の異なる色をした瞳を持っているのだ。
ローブを着こまないと外にも出られない自分の外見が恨めしい。
今日のような祭りには決して良いことばかりではない。他の国から観賞用と
して売るための人間を連れ去りに来る輩がいるのだ。
そんな者たちにはまさに宝のアレンは感謝祭には屋敷から出ることを許されていなかったが、屋敷の者には内緒でこっそり抜け出してきたのだ。
自分はもう十歳なのだから少しは自分でやってみたい、と思っていた。
大通りには出なければ人さらいにつかまることもないだろう、と。
大通りには様々な商品を買い求める人で埋まっていた。
今日は年一度の国が催す『感謝祭』だ。
国が豊かで暮らせること、またさらなる繁栄を願っての祭りだ。
アレンは大通りを少し外れた狭い路地で、人でざわつく大通りをもの珍しそうに眺めていた。
(こんなにたくさんの人を見たのは初めてだな…)
少し羨ましく思いながら、堂々と外を歩けない自分の外見を恨めしく思う。
ロードランドは異国に比べて多数の種族の末裔が住んでいるため、髪の色や目の色、肌の色は様々なのだが、その中でもアレンは“異質”だった。光の加減で銀色にも見える灰色の髪に、翠と藍の異なる色をした瞳を持っているのだ。
ローブを着こまないと外にも出られない自分の外見が恨めしい。
今日のような祭りには決して良いことばかりではない。他の国から観賞用と
して売るための人間を連れ去りに来る輩がいるのだ。
そんな者たちにはまさに宝のアレンは感謝祭には屋敷から出ることを許されていなかったが、屋敷の者には内緒でこっそり抜け出してきたのだ。
自分はもう十歳なのだから少しは自分でやってみたい、と思っていた。
大通りには出なければ人さらいにつかまることもないだろう、と。
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異世界、シャルメダネ――――
一番の都市とされる、ロードランドの外れ、ひっそりと佇む屋敷には、美しい少女が住んでいた。
そこにいるだけで周囲が注目してしまうような不思議な雰囲気を持った少女。
彼女は世界が嫌いだった。
彼女は人間が嫌いだった。
彼女は屋敷が嫌いだった。
彼女は、『自分』が一番嫌いだった。
美しい翼には幾重にも施された鎖。
彼女は一番自由で、一番自由のない少女だった。
「私は、私は自分の為に生きてもいいんですか?」
世間に怖がられ、妬まれ、羨ましがられ、憎まれ、追われ、それでも生きることを望めばいいのですか?
どうか答えてください。
神様がいるののなら、どうして私を呪ったのですか?
一番の都市とされる、ロードランドの外れ、ひっそりと佇む屋敷には、美しい少女が住んでいた。
そこにいるだけで周囲が注目してしまうような不思議な雰囲気を持った少女。
彼女は世界が嫌いだった。
彼女は人間が嫌いだった。
彼女は屋敷が嫌いだった。
彼女は、『自分』が一番嫌いだった。
美しい翼には幾重にも施された鎖。
彼女は一番自由で、一番自由のない少女だった。
「私は、私は自分の為に生きてもいいんですか?」
世間に怖がられ、妬まれ、羨ましがられ、憎まれ、追われ、それでも生きることを望めばいいのですか?
どうか答えてください。
神様がいるののなら、どうして私を呪ったのですか?