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    <title>夕暮れの森</title>
    <description>霜月紗がＦＣ２のほうで書いたものを移転して持ってきています。

かなり読みにくいです(-_-;)
ＦＣ２の方で書いている方が読みやすいと思います（</description>
    <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>Ⅺ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	いつの間にか、辺りは夕焼けの茜色に染まっていて、男が緩やかに走るために、いつもより長く空を見た気がする。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	ローブを深くかぶりこんで、暖かな体温に身を任せていると、いつのまにか、アレンの意識は深い闇の底へとひきずりこまれていった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☨&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;い&amp;hellip;&amp;hellip;おい&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	軽く揺さぶられ、アレンは深いまどろみの中から意識を引きずり戻す。&lt;br /&gt;
	いつの間にか、自分の屋敷の前にたどり着いていた。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「チビ、よく寝てたな」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;アレン」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「は？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「私はチビなんかじゃない！アレンだ！」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	チビ、という言葉は身長が伸びないアレンにとっては禁句だったりするのだ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	男はクスクスと笑うと、アレンを下す。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「はいはい、アレンな」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	馬鹿にしたような笑い方。&lt;br /&gt;
	少なくとも、アレンにはそう見えたし、実際にそうだった。&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%BA</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅹ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	自分のせいで他人に迷惑をかけることは嫌だった。&lt;br /&gt;
	でも、そんなアレンを見透かすように男はまたニカリ、と。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「今は仕事は休憩中なんだ。心配しなくてもいいぞ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「っ！べ&amp;hellip;別に心配したわけじゃ&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「俺が勝手にお前と遊ぶだけだから、気にしなくていい」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	（なんでこいつはあったばかりの私にここまでよくしてくれるんだろう&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	それが不思議でならなかった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	押し黙ったアレンを男はまた担ぎ上げる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「うああ！」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「今日は遅いからもう帰れ。家どこだ？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「急に何するんだよ！」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「うっさい。家どこだ？明日さらう為に覚えとかなきゃなんないだろ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;この森を西に抜けた丘の上」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「わかった」&lt;br /&gt;
	&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B9</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅸ</title>
      <description>男はふいに顔を上げると、アレンの頭の上にポンと手をのせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「お前、そしたら友達と遊んだことないのか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ないに決まってる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そしたらさ、俺と遊ぼうぜ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「は&amp;hellip;？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いきなり俺と遊ぼう、と言う男に、今度はアレンが目を見開く。&lt;br /&gt;
年齢は知らないが、見ただけで、自分よりいくつも年上なことは分かる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そいつが遊ぼう、というのだ。&lt;br /&gt;
しかもいきなり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さすがにアレンでも、はい遊びましょう、とは言えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私、屋敷に閉じ込められてるって言わなかったか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「んなの関係ねえよ。毎日俺がさらって行ってやるよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;見つかった時が困る」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そんときはそんとき」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何が何でも自分と遊ぶ気らしい。&lt;br /&gt;
アレンはそこまでして、自分と遊ぼう、と言ってくれることに嬉しさを感じたが、表情に出たら、なんだか子供みたいで恥ずかしいので、フンと横を向く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「大体お前、仕事してないのか？私なんかと遊ぶ時間あるほど暇なのか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（&amp;hellip;素直に喜べない&amp;hellip;&amp;hellip;でも、こいつだって忙しいだろうし&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見た感じは、そこまで重職についている、とは思えなかったが、旅人でもなさそうだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B8</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅷ</title>
      <description>&lt;br id=&quot;NINJASELECTIONID&quot; style=&quot;clear: both&quot; /&gt;
&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	「&amp;hellip;お前は&amp;hellip;&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	アレンは笑う男を真っ直ぐに見つめた。&lt;br /&gt;
	色の異なる双眸に自分の笑う顔が見えるのが、やけに印象的だった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「お前は、屋敷に何時も閉じ込められていたり、同じ年の子供と遊べなかったり、親と会うことが禁止されたりしていたか？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「っ&amp;hellip;‼」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	アレンが淡々と告げた言葉に、男は驚いたように目を大きく見開く。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;お前はそうなのか？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	急に下を向いていう男にアレンはドキリとする。&lt;br /&gt;
	その声音がさっきとは打って変わって、冷たく、低く、周囲を威圧するような、そんな声音に豹変していたからだ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	（なんか変なこと、言ったかな&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	アレンは内心かなり動揺しながらも、こくりと頷く。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「――――――――――&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	それを感じ取って男が何か呟く。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	そこだけ、世界が&amp;hellip;いや、次元が変わったような気がした。&lt;br /&gt;
	やけにリアルに残っているのは、男の押し殺したような呟き。&lt;br /&gt;
	アレンには、何が何だかわからなくて、不安で仕方なかった。&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B7</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅶ</title>
      <description>&lt;br id=&quot;NINJASELECTIONID&quot; style=&quot;clear: both&quot; /&gt;
「お前の髪と私の髪は同じ色をしてるな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　アレンは乱れたローブを外しながら言う。&lt;br /&gt;
いまだ、同じ髪の色を持ち合わせた者はいなかったので、少し親しみを感じていたのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　真っ直ぐな灰色の髪は木漏れ日を受けてキラキラと銀色に輝く。&lt;br /&gt;
髪に編み込むようにして結んである細いリボンは闇に紛れ込むような漆黒だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
異色ではあるが、元々は愛くるしい少女である。&lt;br /&gt;
硬い表情さえなければかわいいのにな&amp;hellip;、とアレンに聞こえないように小さく、少しだけ悲しそうに呟く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おそろいだな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな思いを掻き消して、ニカリと明るい笑顔を見せる。&lt;br /&gt;
出会ってたった数分しかたってないのに、アレンの中の男のイメージは、絶えず笑顔の男、となっていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（私に笑みを向けてくれる者なんていなかったからな&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
軽蔑、侮辱、恐れ、憐み。&lt;br /&gt;
いらないものばかりが山のように与えられてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B6</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅵ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	ひょい、ひょい、と軽やかに屋根の上を跳びまわると、男は、人気のない小さな森の中に入り、ひときわ大きい木の前で立ち止まると、そこに腰を下ろす。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「はぁ&amp;hellip;くだらないやつらだった」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	呆れたように呟く男は、改めて見ると、上質そうな衣服に身を包んでいた。&lt;br /&gt;
	ただの町民でないことは分かる。&lt;br /&gt;
	どこかの貴族の息子だろうか、シャルメダネの貴族の顔をよく知らないアレンには分からなかった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	アレンは間近で男の顔を覗き込んでみる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	（私と同じ色を持ってるんだから目の色も一緒じゃないのかな&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	そう思って目を見てみると、自分とは異なった色、綺麗な朱色をしていた。&lt;br /&gt;
	男は、アレンが自分の目を見つめてることに気付くと、苦笑いをする。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「気味、悪いか？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	少し悲しそうに問う男にアレンはぶんぶんと横に首を振る。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「綺麗な朱色をしてるな、って思っただけだ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「綺麗&amp;hellip;？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「そう、綺麗。私はその色、好きだぞ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「サンキュな」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	男はニカリと笑ってくれた。&lt;br /&gt;
	&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B5</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅴ</title>
      <description>&lt;br id=&quot;NINJASELECTIONID&quot; style=&quot;clear: both&quot; /&gt;
&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	男は無造作にアレンを抱き上げる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「この国では人さらいは厳禁だぞ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	厳しい顔でそういうと、跳躍する。&lt;br /&gt;
	そこは建物に囲まれた場所だったにもかかわらず、男はいとも簡単にそこから抜け出してしまう。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「&amp;hellip;お前は誰だ&amp;hellip;&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「警戒心丸出しのチビだなぁ&amp;hellip;助けてやったんだから感謝ぐらいしてくれよ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「お前もどうせ、さっきのやつらと同じような奴なんだろ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「俺はあそこまで堕落してはいないから安心しな」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	男はそういうと、アレンの目元の涙をグイっと大きな手で拭く。&lt;br /&gt;
	アレンの目に映った男の顔は笑顔だった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「安心しろチビ」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	男の笑顔はその時のアレンには、とても頼もしく見えた。&lt;br /&gt;
	（人は信用できない。でも、この男は何をしているんだろう。私なんかを助けてくれるのか&amp;hellip;？）&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「俺が守ってやるから」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「！」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	アレンの不安を拭うように、男はそう言った。&lt;br /&gt;
	&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B4</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅳ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	涙があふれて視界がぼやける。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	それでも足を緩めることはなかった。&lt;br /&gt;
	さすがに多数の人数で追われるといくら体の小さなアレンでも追い込まれてしまう。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	目がぎらついた男どもに、じりじりと追い込まれる。&lt;br /&gt;
	「観念しろや&amp;hellip;ガキ&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	小さなアレンを追いかけるのは大男達には相当辛かったようであり、息が荒い。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	もうダメか&amp;hellip;&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	フッと体の力を抜き、倒れようとした瞬間、耳に響くやわらかい声が聞こえた。&lt;br /&gt;
	「危ないぞ」&lt;br /&gt;
	トンと誰かに抱き留められる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「誰&amp;hellip;？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	にじんだ視界が男の色を映し出す。&lt;br /&gt;
	彼もまた、アレンと同じ、銀色だった。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「大丈夫か？チビ」&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B3</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅲ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	真っ青な空に漂う風船は風に揺られながら上に上に上っていく。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	思わずその風船に両手をめいっぱい伸ばすが、届くはずもなく、小さな白い手は空を切った。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「君、風船がほしいのかい？」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	突然後ろから声をかけられた。&lt;br /&gt;
	ハッとし後ろを振り向くと、風船を配っていたらしきピエロがこちらを見ている。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「君&amp;hellip;その色は&amp;hellip;&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	思わず、ピエロの目を見てしまったアレンはしまった、と顔をしかめる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	大広場から一目散に逃げ出すが、後ろから大声を出してピエロが叫ぶ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「そこのガキを捕まえろ！」&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	あのピエロは他国からロードランドの者を連れ去ろうとした輩の仲間なのだ。&lt;br /&gt;
	アレンはそう判断すると、狭い路地をうまく利用して逃げる。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	ピエロの言葉を聞いた仲間たちはアレンを総出で追いかける。&lt;br /&gt;
	大人数で追われ、アレンには恐怖心が芽生える。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	怖い、怖い&amp;hellip;&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B2</link> 
    </item>
    <item>
      <title>Ⅱ</title>
      <description>&lt;div class=&quot;novel_body&quot;&gt;
	もう帰ろう、と思って後ろを向くと、子供たちのワーッという歓声が聞こえる。&lt;br /&gt;
	アレンはそれにびくりとする。&lt;br /&gt;
	そして、声のした方をそろりと向くと、大広場の方だった。&lt;br /&gt;
	確か、大広場の方は子供向けの屋台やパレードが行われていたはずだ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	「行ってみようかな&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
	屋敷に向かっていた足を、クルリと反対方向に向ける。&lt;br /&gt;
	大通りの端っこをできるだけ早足で駆ける。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	（早く、早く、ちょっとだけ見てから帰るんだ&amp;hellip;&lt;br /&gt;
	ちょっとだけ&amp;hellip;）&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	広場にはたくさんの子供が集まっていた。&lt;br /&gt;
	母と手をつないで、ニコニコとした笑顔の同年代の子らをみると、アレンは無性に悲しくなった。&lt;br /&gt;
	自分の色がなければ、こうやって母様や父様と祭りにも来られたのに。&lt;br /&gt;
	自分の色、悪いのは自分の色なのだ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	忌々しい色。&lt;br /&gt;
	アレンはいくらこの色を褒められようと『美しい』と思うことは一度としてなかった。&lt;br /&gt;
	憎いだけ。&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	&lt;br /&gt;
	真っ青な空にフワフワと風船が漂っていた。&lt;/div&gt;
</description> 
      <link>http://suzusimotuki.blog.shinobi.jp/%E5%BA%8F%E7%AB%A0/%E2%85%B1</link> 
    </item>

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